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首の痛みの原因と予防ストレッチのご紹介!
2021.11.21
上本町院
立石 達也(施術歴:12年)
2023.04.11
巻き肩
前かがみの姿勢を続けることで、肩が内側に丸まってしまう状態のことを「巻き肩」といいます。
目次
巻き肩と猫背、似ているようですが大きな違いは丸くなっている箇所になります。
【猫背】
背中が丸まった状態になります。背骨に沿って身体の縦のラインが丸まっています。
【巻き肩】
肩が丸まった状態になります。身体の横のラインが丸まっています。
背中は関係がないので、背筋は伸びているのに肩だけ内側に入り込んでいる方も多いです。
最初は、巻き肩だけだったのにいつのまに背中も丸くなり、猫背になってしまうケースも多く見られます。
●スマホやパソコンの長時間操作
スマホやパソコンを操作する際は、顔を画面に近づけるため前傾姿勢になりやすくなります。前傾姿勢を続けることで、肩が前に出るため巻き肩になる可能性があります。
●横向きで寝る
横向きで寝ると、上半身の体重が肩にかかってきます。そのため無意識に肩の負担を減らそうと、肩を前にスライドさせて寝てしまいます。
●肩こり・首こり
巻き肩が原因で、肩の位置が前へとスライドすることにより首と肩を結ぶ筋肉が引っ張られます。そのため肩・首の筋肉にこりが発症します。
●頭痛
心臓から送られた血液は、肩・首を通って脳へと送られます。しかし、血液の通り道である血管が首・肩の筋緊張によって圧迫されると、血液の流れが悪くなってしまいます。そのため、頭痛(緊張型頭痛)を発症しやすくなります。
●目の疲れ・眼精疲労
スマホ・パソコンの長時間使用を続けていると、目の疲れ・眼精疲労を発症しやすくなります。
目が疲れて、一晩休んで回復する場合は眼疲労であり眼精疲労ではありません。反対に寝ても目の疲れや痛みが残っている場合、眼精疲労を発症している可能性があります。
●睡眠の質の低下
巻き肩になると、睡眠の質が低下することもあります。巻き肩によって、首の筋肉が硬くなることが原因です。
首は自律神経のうち、副交感神経が深くかかわっている場所になります。人体にとってブレーキの役目があり、身体を休める際に副交感神経が優位になります。しかし、首の筋緊張によって副交感神経が圧迫されるとブレーキをかけることができなくなります。そのため身体を休める時間になっても交感神経が優位の状態(アクセルを踏みっぱなし状態)が続き、睡眠の質を低下させてしまいます。
●自律神経失調症
巻き肩にともなう首・肩こり、頭痛、睡眠の質の低下などが持続することにより、自律神経失調症を発症することがあります。
巻き肩の予防にはストレッチが必要です。
ご自宅でできる簡単なトレーニングをご紹介します。
・正しい座り姿勢を意識する
座り姿勢の悪さも、巻き肩を悪化させるポイントになります。正しい姿勢をキープするためにも座るときのポイントを意識しましょう。
お尻を背もたれにつけた状態で、頭から背中のラインをまっすぐに伸ばします。天井から糸で吊るされている状態をイメージしましょう。胸が開き、顔が正面を向いていれば正解です。
・スマホ姿勢に注意
スマホを操作するときは、どうしても画面をのぞき込むような姿勢になりがちです。この前傾姿勢が巻き肩を悪化させてしまいます。肩に負担をかけないためにも、スマホは胸元ではなく顔付近で持ち、視線の正面で画面を見ましょう。また、目に負担をかけないためにも、顔から30cm以上離すようにしましょう。
・筋肉を伸ばし、正しい姿勢を維持しよう
巻き肩になると、胸の奥にあるインナーマッスルが凝り固まり、肩甲骨が前に引っ張られてしまいます。巻き肩の改善には、姿勢改善とあわせて簡単なストレッチで筋肉を伸ばしましょう。
症状に関して、疑問点等などございましたら、お気軽に、あい鍼灸院・接骨院 上本町院までご相談ください。
https://www.ai-medical.co.jp/clinic/uehommachi/
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