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腰痛や肩こり、実は猫背が原因かも!?
2020.11.25
2022.07.05
自律神経
人間の体内には、無数の神経があります。その中でも、内臓の働きなどを調整してくれるのが「自律神経」です。
自律神経が乱れると、心や体に支障がでます。
目次
自律神経は、内臓の働きや代謝・体温などの機能をコントロールするため、24時間働き続けています。交感神経と副交感神経という二つの神経からなっています。
交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。
副交感神経が優位に働くと、血圧が下がり、心拍数は減少し、瞳孔は収縮し、心と体が休んでいる状態になります。
この二つの神経の働きがバランスを保って自律神経として体内の環境を整えています。不規則な生活習慣や過度のストレスなどにより、バランスが乱れてしまうと身体や心にさまざまな不調・症状が現れます。この状態を自律神経失調症といいます。
●身体的な症状
身体のだるさ・頭痛・肩こり・不眠・ほてり・動悸・息切れ・めまい・頭痛・食欲不振・下痢・便秘
●精神的な症状
イライラ・不安感や恐怖心・やる気が出ない・パニックになりやすい
□季節の変わり目
季節の変わり目は日によって、気温や気圧が変わりやすくなるため自律神経が乱れやすくなります。気温や気圧の変化に対応するため自律神経は身体の機能を整えようと働きます。その時に、一時的に自律神経のバランスが崩れ発汗やほてりなどの症状がみられます。
□ストレス
緊張してトイレが近くなったり、心臓がドキドキしたり、汗をかいたりといった状態は、緊張というストレスを感じて自律神経が活発に働いた結果によるものです。
過度なストレスは緊張感を上げ集中力を高めるいい効果がありますが、感じるストレスが多すぎると不安や悩みが大きくなり、自律神経が乱れやすくなります。
□不規則な生活
身体は一定のリズムをもって生活しており、それに合わせて自律神経が働くことで健康的な状態を保っています。起きているときには、交感神経、寝ているときには副交感神経が働き、1日のリズムを作っています。しかし、夜更かしなど不規則な生活を続けていると、身体のリズムが崩れて交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。
・ライフスタイルを見直す
食事・睡眠・休養・労働・運動の5つが、毎日規則正しく行われていると生体リズムも順調に回ります。忙しいときでも、1日3回の食事を取るゆとりを持ちましょう。睡眠時間を十分にとり、食事時間を一定にし、食生活の質を高め、適度な休養や運動を心がけましょう。乱れた生活を正し、早寝早起きの習慣をつけるのも大切です。
・適度な運動をする
スポーツは、運動不足の解消はもちろんですが、汗を流すことで気分がすっきりして倦怠感がなくなり、精神的な充実感も得られます。また、定期的に運動を行うことで生活のリズムも作れます。ウォーキングなど自分のペースでできる運動を無理のない範囲で始めてみてはいかがでしょうか。
・カルシウムを取る
カルシウムには、神経の働きの緊張を鎮め、精神的なイライラを抑える効果があります。カルシウムは、乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)、小魚(めざし・干しえび・わかさぎなど)、野菜(小松菜・ほうれんそう・チンゲン菜など)に多く含まれています。積極的に食べるようにしましょう。
・ツボ押しマッサージ
ツボ押しマッサージをすることで、身体の血流が良くなり副交感神経の働きが高まります。マッサージによるリラックスが、自律神経を整えることにつながります。
後頭部、首のつけ根、生え際辺りから頭蓋骨のへりにかけて「天柱」「風池」「完骨」のあたりを親指で押してあげるのが効果的です。
交感神経が優位になっていると、筋肉がこわばり、ずっと緊張している状態です。そのため、鍼灸治療などの外的刺激を加えることで硬くなった筋肉をほぐすことができます。
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