疲れ目の原因と、予防法のご紹介。
2023.02.28
2024.11.22
冷え症
初期症状に手足の冷えがあります。特に心臓から遠く、筋肉や脂肪が少ない足は体の中でも冷えやすい場所です。
目次
・筋肉量が少ない
筋肉量が少ないと、基礎代謝が低くなり内臓や筋肉の機能が衰えやすくなります。これにより、手足や体の冷えにつながることがあります。
特に脂肪は、一度冷えてしまうとなかなか温まらないため、日常生活で運動不足の方は、筋肉量が少ない一方で脂肪が多くなり冷えやすくなります。
筋肉量を増やして代謝を上げれば、体は温まります。
・ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンのバランスが乱れてしまうと自律神経の働きが低下し、手や足先まで血液が行き渡らない状態になります。結果、体温が低下し冷えの症状が起きやすくなります。
・ストレス
ストレスや気疲れが多いと自律神経が乱れやすくなります。自律神経の働きが乱れると毛細血管が収縮します。すると末端まで血液が行き渡らず、手足も先などに冷えを感じやすくなります。
・食生活や生活習慣
不規則な生活習慣や食生活の乱れによって、体は冷えやすくなります。
栄養バランスが偏った食生活を続けると、ミネラルやビタミンが不足し血流が悪くなります。また、女性は鉄分不足になりやすく、冷えや倦怠感、息切れなどを引き起こす原因になります。普段の食生活では、ミネラルやビタミン、鉄分などを意識してバランスの良い食生活を心がけましょう。
・気温に適した服装
真冬にスカートや丈の短いボトムなど露出が多い服装をすると、冷気から体温を守るため毛穴が収縮します。すると血行不良になりやすくなります。
また、下着や靴などで体を締め付けてしまうと血流が悪くなり、体の冷えを悪化させる原因にもなります。そのため、冬場は体を冷やさないような服装を意識しましょう。特に、首や手首、足首には太い動脈があり気温の影響を受けやすくなります。
・足を覆うことで安心感を得られる
靴下は、寒さから身を守ると同時に安心感を得られるメリットがあります。また、足元の冷えが気にならなくなると、寒い時期でも行動しやすくなります。厚手の靴下を1枚履くよりも薄手の靴下を重ね履きしたほうが、足首がよく温まります。
・蒸れると逆効果
靴下は足に密着しているものが多いため、熱がこもって逃げにくくなり、足元が蒸れやすくなります。足元が蒸れて汗をかいたままでは、残った汗が冷たい空気などに触れて冷えてしまいます。そのため足を温めるつもりが、かえって足を冷やすことになってしまいます。
また、汗をかいて足先が冷えてしまうと霜焼けになるリスクもあります。靴下はできるだけ吸湿性・放湿性に優れたものを選びましょう。
・締め付けが強い
足は細かい骨で成り立っているため、柔らかく動くものですが重ね履きによって足が強く締め付けられると、動きが制御されてにぶくなり、血行が悪くなってしまいます。そのため、重ね履きによって足元を温めるつもりが、冷えを悪化させてしまうことがあります。靴下の重ね履きで締め付けを感じるときは、大きめのサイズの靴下に変えたり、重ねる枚数を減らしたりなど対策が必要です。
重ね履きのはじめに履く靴下は、薄手の「シルク混ソックス」がおススメです。シルクは天然繊維で、吸放湿性や保温性に優れており、蒸れにくくする効果があります。なめらかな肌触りで静電気も起きにくく、夏は涼しく冬は暖かいです。また、重ね履きによる過度の締め付けを軽減するため、重ね履きのはじめに履く靴下は、薄手の靴下を選びましょう。
薄手のシルク混ソックスをはじめに履き、その上に綿かウール素材の靴下を重ね履きするのがおススメです。
・栄養バランスの良い食事
足の冷え対策には、体を冷やす食べ物を控えて栄養バランスの良い食事をとるようにしましょう。食事で摂取したエネルギーの多くは熱となり、体を温めてくれます。血行を良くするビタミンE、肉や卵など筋肉を作るのに必要なたんぱく質を食事で積極的に摂取しましょう。
また、新陳代謝を良くする納豆・味噌などの発酵食品、体を温める唐辛子・しょうが・にんにく・たまねぎなどもおススメです。
・温度や気候に適した衣類
セーターやコートを着ていても、首や手足が冷えているとは体はなかなか温まりません。そのため、特に気温が低い日は、首と手首、足首を温めるような服装を意識しましょう。
・筋力をつける
適度な運動で筋力をつけることは、冷え性対策に効果的です。
特に、体の中でも一番大きな筋肉がある太もも、末端の血液を心臓に戻すために重要なポンプ作用を担っているふくらはぎを鍛えることがおススメです。例えば、テレビを見ている時間を使ってスクワットをしたり、エレベーターやエスカレーターを使用せず、階段を使用したりすることで筋肉が刺激され、体を温められます。
・入浴して体を温める
毎日入浴し、体を芯から温めることも冷え対策に効果があります。お風呂の温度は39度前後、時間は最低でも5分程度で、肩までお湯につかる習慣をつけましょう。半身浴では上半身が冷えるため、全身浴がおススメです。
それでも、なかなか良くならない痛みにお悩みの方は、お気軽にお近くのあい鍼灸院・接骨院にご相談ください。
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