夏の疲れと、気候変化による残暑バテ対策法のご紹介。
2024.09.20
2024.07.12
低気圧不調
気圧や温度、湿度などの変化に体が適応できず、さまざまな症状などが悪化する状態のことです。
その中でも気圧が崩れるときに慢性の痛みが悪化するものは、低気圧不調と呼ばれることがあります。
低気圧による体調不良の原因は、耳の奥にある「内耳」にあると考えられています。気圧とは、大気の状態によって上下する空気による「圧力」のことです。人間の体や物体は空気による圧力を受けており、内側から同等の力で押し返すことで気圧の影響を打ち消しています。
気圧の変化は体には負担となるため、脳にはストレスとして伝わり、自律神経が乱れる原因となります。自律神経とは、血圧や呼吸、体温、消化、血液循環などの機能を自動的にコントロールする神経です。体を活動・緊張させたりする「交感神経」と、体をリラックスさせる「副交感神経」の2つがあり、バランスを取りながら体の状態を調節しています。
天気や気圧の変化によって頭痛が起こるのは、自律神経が乱れ、痛みにも関与している「交感神経」が活発になりすぎ痛みの神経を刺激するからです。
気圧のセンサーが敏感な方は、頭痛などの不調をより感じやすくなります。
・天気の変化を敏感に察知できる
・天気の変化により気分が浮き沈みしやすい
・雨が降る前、降っているとき眠気を感じる
・湿気が多いと胃腸の調子が悪くなる
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・頭痛、めまい、関節痛
・耳鳴り、吐き気
・神経痛
・肩こり、頭痛
・腹痛、下痢
・だるさ、イライラ、気分の落ち込み
・眠気
自律神経のうち「交感神経」が優位になると、頭痛やめまい、関節痛の悪化などがみられます。「副交感神経」が優位になると、眠気やだるさなどが起こりやすくなります。
【耳をストレッチ】
気圧を感じる内耳の血流を促すために、耳のマッサージをしましょう。
マッサージは簡単で、両側の耳たぶをを指でつまみ軽く横に引っ張った状態を5秒ほどキープします。同じ要領で耳たぶをやさしく回しましょう。それぞれの動作を3~5回ほど繰り返します。耳のマッサージは体調不良のときだけではなく、朝昼晩の3回、定期的に続けると予防につながります。
【運動や入浴】
体を動かすことや、入浴時にお湯に浸かることは、低気圧による体調不良の改善に役立ちます。血流を促し、体温を高めの状態で保つことは自律神経の安定や痛みの軽減につながります。
また、低気圧の日に「むくみ」「冷え」が気になる場合は、入浴時にしっかり湯船に浸かりましょう。40℃くらいのお湯に10分ほど浸かるか、38℃くらいのねるめのお湯に20分ほど浸かるのがいいとされています。
さらに、運動やお湯に浸かることを日頃からしていると、予防につながる可能性があります。運動は朝の散歩など、無理のない範囲で構いません。
運動不足を実感している方や、シャワーだけで済ませていた方は、ぜひ取り入れてみてください。
お身体のさまざまな不調などがありましたら、いつでもお近くのあい鍼灸院・接骨院にご相談下さい。
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