身体のだるさ、自律神経の乱れが原因かも。
2022.07.05
2024.02.27
スマホ首
スマホ首は、「ストレートネック」とも呼ばれ頸椎のカーブがなくなっている状態をいいます。
首の骨である頸椎は、7つの骨で構成されており本来であれば頂点の骨から緩やかに弧を描くようにカーブしています。
スマホ首になると、頸椎のカーブがなくなり真っすぐな状態になります。
目次
【長時間のスマホ使用】
スマホを見ているときは、首や顔は下を向いていることが多く、首の前弯がなくなっている姿勢になります。画面に集中するほど不良姿勢を長時間続けてしまいます。
不良姿勢が長時間続くと、
①首・肩の筋肉が緊張する
②首・肩の血流が滞る
③疲労物質・痛み物質が蓄積する
④筋肉が凝り、痛くなる
①~④のような連鎖が続きます。
【デスクワーク】
デスクワークの際も、モニター画面に集中することで頭が前に出て、肩が前に回り、首と背中の上部の筋肉が伸びることで胸の筋肉が伸びなくなります。このような姿勢を続けることでスマホ首の原因になります。
・肩こり、首こり
頸椎はカーブしていることで、数キロある頭の重さを分散できています。しかし、スマホ首になり頸椎のカーブがなくなることで、肩や首に大きな負担がかかり、コリが発生します。
・頭痛、吐き気
スマホ首になると首周辺の筋肉のコリが生じます。その結果、血管が圧迫され血流の悪化により緊張型頭痛や一次性頭痛を発症する可能性があります。
また、首周りの筋肉が硬直してしまうと、神経が圧迫され吐き気を感じてしまうこともあります。
・自律神経の失調
頸椎の上部は脳幹と呼ばれる自律神経をコントロールする器官を守る役目をはたしています。スマホ首によって首が歪んでしまうと、脳幹から出る神経や血管が圧迫され、自律神経がコントロールできなくなります。自律神経の失調は、耳鳴りや手足のしびれ、めまいなどの症状につながります。
・スマホを使っているとき、首こり・肩こりを感じる
・見上げるとき、首に違和感がある
・首がつまって上を向くことができない
・目が疲れやすい
・ドライアイである
・猫背姿勢
・1日5時間以上、スマホ・パソコンを使っている
・睡眠不足を感じる
・身体が疲れやすい
・身体に不調がある
3つ以上チェックがある場合は、対策が必要です。
・適度に休憩をとる
スマホやパソコンを使用する際は、適度な休憩が必要です。30分に1回休憩を取り、首や肩を動かしたり、背伸びをしたり身体を動かしましょう。
・首の後ろの筋肉に力を入れる
首が前に出ていることが多いので、その反対の動作を行いましょう。首の後ろの筋肉に力を思いっきり入れて、ストンと力を抜くと緊張していた筋肉が弛緩します。寝た状態で枕に自分の頭を押し付けるような運動をすることで、首の後ろの筋肉が弛緩します。
【姿勢改善】
スマホを使用する際の姿勢改善が必要です。スマホを使用する際は、頭を下げるのではなく、スマホを上げて目線も上げるようにしましょう。
【パスコンの調整】
デスクワークで使用するパソコンのモニターの高さも調整が必要です。モニターが低い位置にあると、頭が下がってしまいます。そのため、パソコンのモニターも目線と同じ位置にしましょう。
【枕の高さ調節】
普段使用している枕の高さ・柔らかさを調整しましょう。枕が高いと下を向いている状態になります。また、枕が柔らかいと頭を安定させようと首に負担がかかります。そのため、枕は高さ・柔らかさに着目して選びましょう。
首・肩こりの予防にはストレッチが必要です。
ご自宅でできる簡単なトレーニングをご紹介します。
なかなか良くならない痛みにお悩みの方お気軽にお近くのあい鍼灸院・接骨院にご相談ください。
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