夏の疲れと、気候変化による残暑バテ対策法のご紹介。
2024.09.20
2023.11.23
筋膜-きんまく-
筋膜とは、筋肉を包むタンパク質の線維でできた伸縮性のある薄い膜のことをいいます。「第2の骨格」といわれるほど体にとって重要です。
筋肉は細い「筋繊維」の束から成り立っており、筋膜はその筋繊維の1本1本を包み込んでいます。
・筋膜同士が癒着する
筋膜は弾力性がある半面、よじれたり硬くなりやすい性質があります。
長時間同じ姿勢を続けるなどで体の一部分に負荷がかかったり、筋肉を動かさなかったりすると筋膜は癒着し伸縮性を失います。
・よじれやシワが生じる
筋膜は弾力性があり体内でよく動くので、よじれたりシワが寄ったりすることがあります。放っておくとよじれやシワは増えて癒着し、血流が悪くなり痛みの原因になります。また、筋肉や関節の可動性も低下するので筋膜が癒着する前にゆるめて、柔軟性を取り戻す必要があります。
筋膜リリースとは、全身に広がる「筋膜」という組織に注目し、弾力や伸縮性がなくなることで動きが鈍くなった筋膜を解放し、正常な状態に戻すための方法が「筋膜リリース」になります。
リリースは、制限を解放する・解きほぐすという意味になります。
運動不足や生活習慣が原因で滞った血流を本来の姿に戻す、解放するのが筋膜リリースの役割です。それにより、免疫力を上げ、不調だった体のリズムを正常に戻す効果が期待できます。
【こり・痛みが解消】
筋膜リリースでトリガーポイントにアプローチすることで、滞っていた血流がよくなり、こり・痛みが軽減します。
【姿勢がよくなる】
筋肉は骨格を支えているので、筋膜が癒着すると体が歪み、骨格のバランスも崩れます。筋膜リリースで筋肉の動きがよくなるこで、骨格をサポートでき姿勢も整います。
【体が動かしやすい】
筋膜リリースをすると、固まっていた筋膜がゆるみ、血流がよくなり、こり・痛みが軽減し、関節の可動域が広がります。
【不調が改善】
筋膜のよじれや癒着は内臓などの組織を低下させ、冷えや慢性疲労などの症状を引き起こします。筋膜リリースを行うことで、本来あるべき位置に骨や内臓が戻り血流がよくなるため、体の不調が軽減・改善されます。
筋膜リリースはお風呂上りの血流がいいときに行うと、筋膜も緩みやすくなるため、より深層にアプローチしやすく効果を実感できます。
・背面筋膜リリース
1、腕と足を伸ばして仰向けになります。
骨盤の少し上にフォームローラーをあて、全身の力を抜いて伸ばし10秒キープします。フォームローラーを腰の下、背中の下とずらしながら押し伸ばしていきます。
2、仰向けのまま腕を下ろし、首の後ろ、後頭部にフォームローラーをあて10秒押し伸ばします。
症状に関しての疑問点等などございましたら、お気軽にお近くのあい鍼灸院・接骨院へご相談下さい。
料金について詳しく知りたい!