酵素をうまく取り入れて、代謝をアップさせましょう!
2021.07.21
2023.08.22
夏バテ
夏季の高温・多湿に対応できずに生じる身体の不調のこといいます。
脱水、栄養不足、身体の機能を調整する自律神経の乱れなどが原因で起こります。
夏バテを引き起こすのには、さまざまな要因があります。自律神経の乱れや睡眠不足、水分不足、栄養不足などがあります。
●温度差による自律神経の乱れ
暑い屋外と涼しい屋内を往復していると、体温調節を担う自律神経に負担がかかります。すると、交感神経と副交感神経のバランスの乱れにつながります。
自律神経が乱れると、消化器系の不調・疲れやすい・精神的な不調などの夏バテの症状があらわれます。
●水分とミネラル不足
気温の高い夏は、体温を下げるために発汗量が増え水分やミネラルを大量に失います。成人の身体のおよそ60%を占める水分は、血液や細胞内に含まれます。体内の水分が不足すると、血流が悪くなります。脳や筋肉、内臓へ送られる血液の量も減ることから、頭痛やめまい・だるさ・食欲不振などの症状があらわれます。
●食欲不振による栄養不足
暑さなどで自律神経が乱れると、胃酸が過剰に分泌されて腸の働きが低下します。すると、胃腸の調子が悪くなり食欲が低下します。
冷たい水分・食事を多く摂取すると、胃腸が冷え消化不良を起こします。消化不良になると、栄養が上手く吸収できなくなり栄養不足になる傾向があります。
●夜更かしなどによる睡眠不足
夏は、日の出ている時間が長くなるため睡眠のバランスが崩れます。夏は遅い時間になっても明るいので、夜遊びや夜更かしをする傾向があります。
早い時間に朝日にあたると、いつもより早く起きる・2度寝する・昼間に眠くなる、などが起こります。暑くて寝付けないなど、いつもと同じように寝れないことも夏バテの症状を起こします。
●運動不足
運動は体力だけでなく、自律神経のバランス調整や睡眠の質にも関与しています。運動不足になると、自律神経の乱れや睡眠の質の低下を招き、疲れやすく、夏バテの原因になります。
・こまめに水分補給
のどが渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。のどが渇いたと感じた時点で、身体は渇き始めています。水分を一気に飲んだとしても、身体にはたまらず尿として排出されます。水分摂取するときは、約1時間にコップ1~2杯を目安にしましょう。汗が出ていなくても呼吸や皮膚から蒸発するため、こまめな水分補給が必要です。
・冷房で身体を冷やさない
室内外の激しい温度差は、自律神経のバランスの乱れを引き起こす原因になります。自律神経は汗の量を調節することで体温調節をおこなっています。急激な温度変化が1日に何度もあると、体温調節のために神経が過剰に働き疲れる原因になります。冷房などを利用する場合は、外との温度差が極端に大きくならないように調節しましょう。また、冷房の風が直接当たると身体が冷えすぎてしまうので、羽織る物を用意するか風向きを調節しましょう。
・バランスのいい食事
必要な栄養素を含み、胃にやさしい食べ物をバランスよく摂りましょう。
冷たい食事は、胃腸に負担がかかり栄養が吸収されにくくなるので、注意が必要です。また、栄養素が偏らないようにいろいろな種類の食材を摂取することが大切です。
夏バテを防ぐ食事は、
1、筋肉の疲労回復を助ける「タンパク質」を含む肉・魚
2、発汗により不足しやすい「ミネラル」が含まれている牛乳・海藻
3、疲労回復に役立つ「ビタミン」が豊富な野菜・果物
このような食事がおススメです。
・十分な睡眠
眠っているときの体温の調節は、自律神経による調節が主体です。しかし、高温多湿の環境に身体が順応できないと、自律神経の体温調節が不十分になります。寝苦しさを緩和するために、寝具は夏用の物を使用し扇風機などで室内に空気の流れを作ります。身体に直接風を当てると冷えすぎたり、水分が奪われて脱水になることもあるので注意しましょう。夜間に十分眠れなかった場合は、15分ほどの短い昼寝も疲労回復に効果的です。
質のいい睡眠をとるためには、
1、室温25~28℃
2、外気との温度差7℃以内
3、湿度40~60%
これらが目安になります。環境を調整することで、夏の寝苦しさを取り除き、質のいい睡眠を心がけましょう。
頭痛や肩こり、身体の不調などお身体のさまざまな不調について気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください。
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