治療後の身体のダルさ。その原因、「好転反応」かも?
2022.08.18
2024.02.06
スマホ首
スマホ首は、ストレートネックとも呼ばれます。
うつむいた姿勢を長時間続けることにより、本来ならば緩やかなカーブを描いている首の骨が、まっすぐになってしまっている状態のことをいいます。
目次
スマートフォンの使いすぎや、悪い姿勢が続くと、頸椎がずれたり、骨格が歪んでしまいます。この状態になってしまうと、首の筋肉が固まりやすくなったり、動きが悪くなったりし、「首こり」が発症します。
また、骨格が歪むと、自律神経の働きが低下しやすくなります。
自律神経には、気温や気圧などの外界変化に応じて、体温や血圧などを調整する役割があります。しかし、骨格の歪みによりその働きが低下し、外界変化に対応できずに疲れやだるさ、こり、痛みなどを感じやすくなります。
スマホ首の方は、寒暖差が激しいときに、自律神経が気温の変化についていけなくなるため、寒暖差疲労が出やすくなります。
●筋肉疲労による肩、首、背中の痛み・ハリ感
スマホ首になると、体の約10%にあたる頭部の重みが、首まわりにのしかかり、筋肉や神経に大きな負担を与えてしまいます。このため、首、肩、背中に痛みが生じます。
●肩こり・首こり
首まわりの筋肉が緊張してしまうため、首、肩もこってしまいます。
スマホ首が引き起こす肩こり、首こりは、放置してはいけません。普通の肩こり、首こりとは違い、首まわりに大きな負担をかけ続けているため、症状が悪化すると軽く咳をするだけで首に痛みが生じることもあります。
●頭痛・吐き気・めまい・イライラ、不眠などの症状
頸椎の上部に負担がかかると、緊張性の頭痛、めまい、吐き気などの症状が生じます。
また、自律神経に支障をきたし、イライラや不眠といった精神面にも症状が現れます。
●手・腕のしびれ・ヘルニア
頸椎の下部に負担がかかると、手や腕のしびれなどの症状が発症する可能性があります。
また、悪化してしまうと頸椎と頸椎の間にある椎間板が本来の位置より突き出してしまい、頸椎椎間板ヘルニアになってしまうケースも少なくありません。
【首周りの痛み】
デスクワークでの長時間の同じ姿勢や日頃のクセなどが原因で、姿勢が悪くなっている人は、首の歪みを引き起こしている場合があります。
首が歪んでしまうと首の後ろに集中している自律神経を直接乱してしまいます。また、首の歪みで自律神経が乱れてしまっている方は、特に寒暖差の変化に反応してしまい、ひどくなると首周りに痛みを感じるようになります。
【肩こり】
寒くなると肩をすくめる動作は、急激な気温の変化に対応しようと肩の筋肉を硬直させるものですが、このような姿勢は血行不良を招き肩こりを引き起こします。また、肩周りの緊張状態を招くのは季節の変わり目だけでなく、屋内であっても気をつける必要があります。
冷房の風向きが直接肩周りに当たり続けると、肩甲骨の動きを悪くして肩こりにつながるため控えましょう。
【偏頭痛・めまい】
気温差が原因で起こる肩こりはひどくなると、血流不足により頭痛やめまいに発展することがあります。また、便秘・下痢・不眠などの身体的症状や、イライラ・不安感などの精神的症状も現れやすくなります。
◆デスクワークなどの作業環境を整える
床座りは猫背になりやすく、首が前に突き出してしまいます。リモートワークなどでは、なるべく床座りを避け、テーブルと椅子で作業しましょう。
椅子は座面が柔らかすぎず、背もたれに角度のないものを選び、足の裏が地面につくように調節しましょう。
テーブルは低すぎると画面をのぞき込みやすくなり、高すぎるとタイピングする腕が疲れてしますので注意しましょう。
◆骨盤を立てて座り、目線を前に向けましょう
背もたれに強くもたれかかり、首だけを前に出して座る姿勢は、スマホ首になりやすく、骨盤が後ろに傾くため、腰にも負担がかかります。
骨盤を立てて座るよう意識しましょう。
骨盤を立てるには、お尻が背もたれにつくほど椅子に深く座り、背筋を伸ばします。そのまま目線を前にすれば、首にも腰にも負担がかからない、正しい座り方になります。
◆目線は平行を意識しましょう
骨盤を立て、目線を前にした正しい姿勢をキープするためには、パソコン・スマートフォンの操作時も、下を向かない工夫が大切です。デスクトップ型のパソコンであれば目線が下がらないようにディスプレイの高さを調節しましょう。ノートパソコンの場合は、なるべく覗き込まないよう意識しましょう。
スマートフォン操作では、顔より下ではなく、顔の正面で持ち、操作しましょう。
●首温活
首を温めると、自律神経に伝わり緊張がほぐれます。
また、首が温まり血流がよくなることで、こりの原因となる疲労物質を押し流し、首こり改善にもつながります。
蒸しタオルなど蒸気温熱は、乾いた熱と比べて身体に多くの熱を伝え、皮膚を深く広く温めることができます。
●肩甲骨ストレッチ
骨格の歪みを解消しながら、胸のまわりをリラックス。
猫背の矯正にもつながります。
1.身体の後ろで両手を組む。
2.両手を持ち上げながら肩甲骨を寄せるようにし胸を開き、その姿勢を10秒キープします。
●スマホ首改善ストレッチ
めっちゃきくスマホ首改善ストレッチ
(あい鍼灸院・接骨院公式TiKToKリンク)
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