足がつる原因と予防法、簡単ストレッチのご紹介!
2023.02.06

2025.09.22
四十肩・五十肩
四十肩、五十肩は「肩関節周囲炎」という疾患名になります。
40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と呼ばれ症状や病態などの違いはありません。
目次
・関節や腱の変性
長年の使用によって徐々に関節や腱がすり減り、変性が起こる場合があります。変性を起こすと動かすたびに組織同士の擦れが生じ、炎症を起こすことが四十肩・五十肩につながります。
・運動不足、加齢
加齢や運動不足が原因で関節周辺の筋肉や腱の柔軟性が低下することがあります。硬くなった筋肉に日常生活での負担が蓄積されていき、ある日突然炎症を起こすことが考えられます。
・不良姿勢
猫背や巻き肩といった不良姿勢によって、肩回りの筋肉に余分な負荷がかかり緊張や血行不良が起こりやすくなります。血流が悪くなれば、日頃の身体にかかった負荷を回復するための栄養が行き届かなくなり、炎症を起こしてしまうことが考えられます。
・生活習慣病
糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、血管を傷つけ血行不良を招き、肩関節への栄養供給を妨げることが原因となることがあります。
・ストレス
慢性的なストレスは筋肉を緊張させ、こわばりや痛みを引き起こす一因となります。
□腕をあげると肩が痛い
□痛くて腕をあげられない、肩を回せない
□寝ているときの痛み、目が覚める
□起床時の肩の痛み
□肩の痛みで反対側の肩を触れない
□洗髪や洗顔などの動作がつらい
□服を着替える動作がつらい
四十肩・五十肩は「急性期」「慢性期」「回復期」の3つの時期に分けられ、症状も異なります。
【急性期】
四十肩・五十肩が発生した直後の時期を急性期といいます。
炎症が激しい時期なので、痛みを強く感じることがあります。動かしているときだけではなく、じっとしていても肩関節に痛みを生じる場合があります。また、急性期には夜間痛が現れることも多く、夜中に痛みが強くなる傾向がみられます。
【慢性期】
急性期よりも炎症が落ち着き、激しい痛みから鈍い痛みへと変わります。慢性期では、痛みによって肩関節の可動域に制限が生じることがあります。
とくに腕を上げる動作やひねる動作が制限されやすく、頭を洗う・上着を着る・つり革を持つ・エプロンの紐を結ぶ、など日常の些細な動作でも痛みをともなうことがあります。
【回復期】
痛みが落ち着き、回復に向かっている時期を回復期といいます。
徐々に肩や腕が動かしやすくなっていきます。
肩こりは「筋肉疲労」、四十肩・五十肩は「炎症」の状態です。
一般的な肩こりは、筋肉の緊張からくる血液循環の悪化が原因です。
習慣化した姿勢の悪さや、運動不足、ストレスにより筋肉疲労がおこり、張りや痛みを引き起こします。
一方で、四十肩・五十肩は老化などにより、肩関節をとりまく関節包や腱板に炎症が起こることで痛みが生じると言われています。そのため、年齢の若い方より、中年以降に発症することが多いです。
四十肩・五十肩の予防には適度なストレッチが必要です。
ご自宅でできる簡単なトレーニングをご紹介します。
・体を温める
体が冷えて血行が悪くなると痛みが出やすくなります。冬だけでなく夏も冷房などの影響で体が冷えることがあります。入浴や運動で血行促進と体を温めましょう。
・姿勢を正す
日常的な姿勢の悪さは身体全体の筋肉バランスを崩し、首・肩周辺に余分な負荷がかかりやすくなります。負荷が蓄積されると筋肉が緊張し、炎症を起こす可能性があります。そのため、日頃から姿勢を正してバランスよく筋肉を保てるように意識しましょう。
・適度に運動をする
日常的にストレッチをして筋肉や関節の柔軟性を高め、動かすことを心がけましょう。また、ウォーキングやエアロビクスなど適度な運動は筋力の向上が期待でき、四十肩・五十肩になりにくい身体作りにつながります。
・ストレスを発散させる
ストレスを溜め込むと自律神経が乱れて、血流の悪化を招いてしまいます。
そのため、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけて、ストレスはこまめに発散させることが大事です。とくに入浴はストレス発散になるだけではなく、血流不良の改善にもつながるので四十肩・五十肩の予防としても期待できます。
・病気の治療に努める
糖尿病や脂質異常症、甲状腺の疾患など、四十肩・五十肩のリスクを高める持病がある場合は、医師の指導のもとで治療に努めることが発症予防につながります。
症状に関して、疑問点等などございましたら、お気軽に、あい鍼灸院・接骨院にご相談ください。

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