背中のだるさの原因と予防対策のご紹介。
2024.06.18
2024.07.08
熱帯夜
夕方から翌朝(18時~6時)までの最低気温が25℃以上の夜を、熱帯夜としています。
夏の寝苦しい原因は、入眠に必要な体温低下が妨げられるかです。夜間でも25℃を下回らない熱帯夜は、暑さや湿度のせいで体温が低下しにくく、眠るための体制を整えづらくなってしまいます。眠るためには、体の深部体温を低下することが必要です。深部体温とは脳を含む内臓の体温のことで、体温計で計る皮膚表面の体温とは異なるものです。通常、深部体温が下がることで眠りやすくなりますが、夏は温度や湿度が高く、深部体温が下がりにくい環境のため寝苦しさを感じやすくなります。
・氷枕で頭部を冷やす
暑さで体温が下がらず眠れないときは、氷枕などで後頭部を冷やしましょう。頭のほか、血流が多い部分(首の付け根、脇の下、股関節)などを冷やすのも効果的です。深部体温が下がりやすくなるので、スムーズに眠れるようになります。また、手足を冷やすのは避けましょう。手足が冷えていると、体が体温を放熱しにくくなってしまいます。
・お風呂で温める
お風呂につかることで、全身が弛緩して副交感神経が優位になり、体はリラックス状態になります。また、入浴により温度が上がるとその後汗をかいたときに自然に体温が低下し、入眠しやすくなります。
入浴は、就寝の1時間半前くらいに済ませましょう。お湯の温度は39~40℃前後の熱すぎない温度に設定しましょう。
・寝る前に水を飲む
寝ている間、人間の体は汗をかくことで体から熱を逃がし深部体温を下げています。体に水分が足りないと発汗による体温調節がうまくいかなくなり、睡眠の質が低下してしまいます。そこで、寝る前にコップ1杯の水を飲むようにしましょう。
・就寝前のストレッチ
就寝前にストレッチなどで体を動かすことも、睡眠の質を高めます。夏は暑さにより体内の熱が上手く放出されず、深部体温が下がりにくくなる傾向になります。軽いストレッチで指先や足裏など、末端部分の血行を良くすると、体にこもった熱を放出しやすくなります。
・つけっぱなしにする
エアコンを使う際は、電気代がもったいないからといってタイマーなどで切らず、つけっぱなしにするのがいいでしょう。熱帯夜は一晩中エアコンをつけておく方が、室温が安定します。室温が28℃以上になると熱中症の危険があるため注意しましょう。
・快適な室温
寝ているときにエアコンを使う場合は、適切な室温にしましょう。寝室が分かれている場合、就寝の30分~1時間前に25℃程度に設定しておきます。日中、天井や壁にこもった熱を冷やしましょう。
就寝する際は、温度25~26℃・湿度40~60%程度に調節するのが理想的です。冷やしすぎは寝つきが悪くなったり、途中で起きてしまう可能性があります。エアコンによって「快眠モード」「おやすみモード」などの睡眠のためのモードがあり、温度や湿度を自動で調整してくれます。
・風が当たらないようにする
寝ている間は、エアコンの風が直接体に当たらないようにしましょう。直接風が当たると、汗が乾いて体が冷えてしまう原因になります。冷えすぎないよう、サーキュレーターなどを使って調節しましょう。天井や壁に風が当たるようにして、間接的に体を冷やすのがおススメです。空気を循環させることで、室内にこもった熱や湿気を逃してくれます。
寝る前のストレッチは筋肉をやわらげ、血行促進を促すため全身がリラックスします。そのため、質の良い睡眠をとることができます。
身体の不調などお身体のさまざまな不調について気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください。
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