顎関節症(がくかんせつしょう)はストレスが原因?
2022.11.08
2024.03.28
足のむくみ
むくみとは、過剰な水分が皮膚の下に溜まった状態です。
体内の水分バランスが何かの要因で乱れ、回収できなかった水分が血管の外側にしみ出し、溜まることで現れる症状になります。
足は、体の最下部であり心臓から離れた場所にあるため血流が滞りやすく、むくみやすい部位になります。足のむくみは症状が起こる原因によって、「一過性なむくみ」「慢性的なむくみ」の2種類があります。
【一過性なむくみ】
・長時間同じ姿勢
立ち仕事やデスクワークなど、同じ姿勢の状態でいるとふくらはぎの動きが少なくなり、筋肉の収縮作用によるポンプ機能がうまく働かなくなります。そのため、足の血液が心臓に戻りにくくなり、うっ滞して「むくみ」に繋がります。
・ダイエット
過度なダイエットによって足の筋肉が弱ってしまう状態も同様に、ポンプがうまく働かなくなります。
・塩分の摂り過ぎ
塩分の高い食べ物を摂り過ぎると、「むくみ」の原因となります。塩分には水分を抱え込む性質があり、余分な水分をうまく排出できなくなってしまうため体の中に溜まってしまいます。
・ビタミン、ミネラル、タンパク質不足
カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB1、タンパク質が不足すると、「むくみ」が出やすくなります。
・アルコール摂取
アルコールは、血管内脱水の作用があるため飲み過ぎると体の水分が失われ、血液濃度が高くなります。体は危険を回避するために血管内に水分を取りこみ、血液濃度を低くしようとします。この時に取りこんだ水分の一部が「むくみ」となります。
・体温調節
エアコンで温度変化のない環境の中で過ごしていると、体温を調節する発汗などの自律神経の働きが鈍くなり、水分代謝が低下し、「むくみ」の原因になります。
・冷え
体の冷えは血行不良によるもので、足の毛細血管まで血液が循環しなくなります。そのため、血液やリンパの流れが滞ってしまい「むくみ」につながります。
・女性によるむくみ
女性は男性よりも筋肉量が少ないため、足がむくみやすい傾向にあります。筋肉量が男性に比べて少ない女性は、心臓に向かって血液を押し戻すは働きが弱いです。
また、妊娠・生理など、ホルモンの影響で「むくみ」が出やすくなります。
【慢性的なむくみ】
・一日中むくみが持続している
・何日もむくみが続いている
・足の血管が浮き出ている
・足の痛みがともなっている
・急に体重が増えた
・顔やまぶたがむくむ
・坂道や階段で息が切れる、疲れやすい
上記のような症状がある場合は、一度専門外来の受診をおすすめします。
・心臓の障害
心臓に何かの障害があるため、心臓がポンプの役割を正常に果たせなくなり、血行が悪くなって「むくみ」を引き起こすことがあります。「心不全」といわれる状態です。
・肝臓、腎臓の障害
血中にはアルブミンというたんぱく質があり、血管に水分を取りこんだり排出したりしながら、浸透圧を調整する役割を担っています。肝臓や腎臓に何かしらの障害があると、アルブミン量が低下し、血管での水分調整が効かなくなり「むくみ」の原因となります。
・リンパ浮種
血管と同様に、全員に張り巡らされたリンパ管を流れるリンパ液が何かしらの原因で流れが滞り四肢に溜まった状態をいいます。原因として「がん」の手術後に起こるものが多いです。がんの治療後ではなくても、リンパ浮種は起こりますが原因が特定できないリンパ浮種は「特発性リンパ浮種」といわれています。
【体を動かす】
普段から体の血行をよくしておくことが、むくみ対策に有効です。普段から階段を使う、早足で歩くなど、足を動かすことを意識しましょう。
【塩分を控える】
体は、体内の塩分濃度を一定にする働きがあります。そのため、塩分の多い食事を摂ると、体は水分を溜め込んで塩分濃度を下げようとします。それが、「むくみ」になる可能性があります。外食ばかりだと塩分を多く摂りがちです。また、自炊の場合でも加工食品には精製された塩分が多めに含まれているので表示を確認してから使うようにしましょう。
自宅で常備する塩は、カリウムやマグネシウムを含む塩を選ぶようにしましょう。
【アルコールを控える】
ビール、ワイン、お酒などアルコール類を飲むと、体の血管が広がり一時的は血行がよくなるのですが、喉が渇き水分を多くとることになります。
また、アルコールのおつまみは塩分が高い物が多いです。そのため、アルコール自体もですが、飲む環境も「むくみ」をまねきやすくなります。
【体を冷やさない】
体が冷えると、血行が悪くなり「むくみ」やすくなります。特に足はむくみやすいので、足首からふくらはぎを冷やさないようにしましょう。
足が冷えたと感じたときは、湯船に浸かって体を温めるか、時間がないときは足湯をして冷えを解消してから就寝するようにしましょう。
足のむくみ予防にはストレッチが必要です。
ご自宅でできる簡単なトレーニングをご紹介します。
症状に関して、疑問点等などございましたら、お気軽に、お近くのあい鍼灸院・接骨院 までご相談ください。
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