姿勢を変えれば集中できる!正しい姿勢の座り方とは?
2021.05.21
2023.10.19
反り腰
腰が反った姿勢になっている状態を指しています。上半身だけ見ると胸を張っているように見えるため、悪い姿勢には見えませんが腰の違和感を感じ、むくみや歪み、コリなどさまざまな不調を抱えます。
・座り姿勢がよくない
デスクワークで座る時間が長い場合、反り腰に悩まされることが多くあります。楽だからと猫背や姿勢をくずした状態で座り続けると、骨盤の歪みが生じ腰への負担が大きくなります。特にパソコンやスマホを使っているときは、前かがみの姿勢になりやすいので注意が必要です。特に1日8時間以上座っている場合は、腰への負担が増えてしまいます。
・歩き方がよくない
歩き方によって腰への負担が変わります。反り腰で重心が後ろにいきすぎたり、前かがみになって姿勢がくずれたまま歩いていたりすると、腰を悪化させる心配があります。逆に、背筋を伸ばしたS字姿勢を意識して歩くと自然に足を踏み出すことができ、重心移動もスムーズです。このとき、かかとから着地することが大事になります。つま先からだと前傾姿勢になり反り腰が進行してしまうこともあります。
・立ち方がよくない
人は立っていると、寝ているときより数倍の負荷がかかるため、お腹や背中への負荷を軽くしようと立ち姿もくずれやすくなります。気づくと腰を突き出したような反り腰で立っていることはありません。お腹周りや太もも、背中などの筋肉が少ないと、頭を引き上げられたようなS字姿勢を保つのが難しくなります。また、立ち仕事が多い方は太ももやお尻の筋肉に疲労がたまり腰を悪化しやすくしてしまいます。
・かかとの高い靴を長時間履く
日常的にヒールなどかかとの高い靴を履いていると、全身のバランスをとろうと重心は偏り、腰が反った状態になります。ヒールの靴を履いていると常につま先立ちの状態になるため、身体の軸が前傾します。その姿勢が続くと骨盤も前に出て背中の筋肉が鍛えられすぎて、余計に反り腰が進行する恐れがあります。
・運動不足による筋力低下
良い姿勢を保つには、身体を支える筋力が必要です。運動習慣がなく身体を動かす機会が少ないと、筋力の低下が進み、反り腰の原因になってしまいます。運動不足になると、背中や腰の後ろ、太ももの裏側など、身体の後ろ側にある筋力が弱まってしまうといわれています。また、年齢による体型の変化や筋肉の衰えによっても身体を支える力が低下し、反り腰につながりやすくなります。筋力がなければ姿勢を改善してもすぐ以前の状態に戻ってしまうため、定期的に筋トレをする必要があります。
・筋肉の柔軟性低下
反り腰は、腰まわりの筋肉の柔軟性が減るにつれ進行してしまうことがあります。少しでも状態を良くするには、しなやかな筋肉を保てるよう鍛える必要があります。運動やストレッチなどを取り入れて年齢による筋肉の柔軟性の低下を食い止めましょう。
反り腰を予防する正しい座り方は、「骨盤を立てた座り方」です。
①椅子に深く腰掛けます
②足の裏を床につけ、膝の角度が90度になるように椅子の高さを調節します
③椅子が高くて膝の角度が保てないときは、足元にクッションを置いて、その上に足をのせましょう。
椅子の高さや膝の角度が調整できたら、背筋をまっすぐに伸ばします。このとき、椅子の座面とお尻の間に手を差し込むと、お尻の下に硬い骨があります。これは、骨盤のいちばん下にある坐骨という骨になります。この座骨が椅子の座面に左右均等に当たるように座りましょう。
背筋は伸ばしたまま肩の力を抜いて、正面に顔を向けます。この姿勢が、反り腰になりにくい「骨盤を立てた座り方」になります。
反り腰は立ち姿勢にも影響が出やすく、腰痛や下半身太りの原因になることもあります。
まずは、頭のてっぺんを天井から糸で吊るされてるイメージで背筋をまっすぐに伸ばして立ちます。肩の力を抜いて、下腹部を引き締めましょう。
症状に関して、疑問点等などございましたら、お気軽に、お近くのあい鍼灸院・接骨院 までご相談ください。
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