春は自律神経の乱れに注意しましょう!
2024.03.05
2023.09.26
リンパ
リンパの役割は、有害物質を「ろ過」することです。
人間の身体の6割は「体液」といわれる水分でできています。体液はさらに細かく分けられますが、その中でも大事なのが
・血液
・リンパ液
・組織液
の3種類になります。
目次
血液は血管を流れ、全身の組織に酸素や栄養を運ぶ動脈と細胞などでできた老廃物や二酸化炭素を運ぶ静脈を流れます。リンパは血液の成分に含まれているもので免疫機能を持つリンパ球といわれるものが存在します。
血管から出るとリンパ管という管に入り、「リンパ液」とよばれます。静脈では流しきれない老廃物を心臓まで運ぶ機能を持ちます。静脈やリンパ液は筋肉の収縮により、循環が促進されるという特徴があります。
組織液は細胞から出た液体で、細胞と細胞の間に存在します。この組織液は血管やリンパ管から吸収・分泌されて循環します。この組織液が上手く循環せず、滞った状態が「むくみ」になります。むくみの原因は色々ですが、リンパ液が滞ると組織液の循環が悪くなり、「むくむ」のが原因の1つとしてあります。
・むくみ
・冷え性
・免疫力の低下
・肩こり
・肌トラブル
・下半身太り
日常的に抱えている身体の悩みや不調が、リンパと関係がある可能性もあります。
・運動不足
筋肉の収縮運動によるポンプ作用によりリンパは流れています。運動不足になると、筋肉を動かすことが減ってしまうため、リンパの流れも悪くなります。
・ストレス
過剰なストレスは、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを乱します。自律神経は、血管や筋肉の動きを調整する働きもあります。自律神経のバランスの乱れは、リンパの流れにも影響します。
・冷え性
身体が冷えを感じると、熱を逃がさないように血管が収縮して血行が悪くなってしまいます。また、筋肉も収縮して硬くなります。筋肉の伸び縮みする動きがリンパの流れをよくするのには必要ですが、その動きも低下してしまいます。
・水分不足
適切な水分量を摂取していないと、水分が不足しリンパの流れが悪くなります。また、リンパだけでなく血液も水分不足によりドロドロした状態になります。
・水分代謝アップ
水分代謝は、摂取した水分が体内を巡ったあと、汗や尿などで身体の外に排泄されることをいいます。リンパの流れがよくなると、代謝が高まり、身体の中に溜まった余分な水分の排泄を促します。余分な水分が溜まらなくなることで、むくみが改善され、ボディラインもすっきりとしてきます。
・排泄力が高まる
リンパの流れがよくなると体内の余分な水分だけでなく、体内の老廃物を体外に排泄する力が高まります。
・免疫力アップ
リンパは浄化能力もあり、リンパの流れがよくなると免疫力が高まります。
・身体を動かす
ウォーキングなど身体を動かすことは、リンパの流れをよくするのに効果的です。デスクワークなど長時間同じ姿勢が多い方は、定期的に身体全体を動かすことはおすすめです。また、筋力が弱い方は筋肉のポンプ作用も弱いため、筋トレも定期的に行うと効果的です。
・水分を補給する
適切な量の水分を摂ることで、自律神経、特に副交感神経が活性化し、交感神経とのバランスがとりやすくなります。交感神経が興奮気味の場合は、水分を十分に補給しましょう。
・身体を温める
お風呂や足浴、湯たんぽなど身体を温めることで、血液やリンパの流れがよくなります。冬や真夏でもクーラーが効いているときなどは服装などで身体を冷やさないようにしましょう。
・リンパマッサージ
リンパ管は1分間に10回程度わずかに収縮してリンパを流しています。リンパマッサージを行うと、動きを活性化することができます。また、マッサージを行ってリンパの流れを促すと、リンパ球が増え免疫力アップにもつながります。
お身体のさまざまな不調などがありましたら、いつでもお近くのあい鍼灸院・接骨院にご相談下さい。
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